皆さん、こんにちは。
…というより、初めましてですね。
大宮RACの鈴木です。
地区内随一のフットワークの軽さを持つ期待のホープ。
私は4月15日~17日に行われました、RYLA研修会というものに参加してきました。
当地区からは、6名が参加いたしました。
RYLA研修
- 日時:2017年4月15日(土)〜17日(月)
- 会場:鹿児島県
- 内容:平和研修
「ロータリー青少年指導者養成プログラム」(Rotary Youth Leadership Awards)。
通称「RYLA(ライラ)」。
生徒や学生から、おおむね30歳前後を上限とした青少年を参加者として、リーダーシップを養うための活動を行うことを目的している。
実際の内容は、年度や地区によりかなり異なるものの、2〜3日程度の合宿形式で行われることが多い傾向。
1日目:鹿児島の自然と歴史
今回の場所は、鹿児島県の知覧という場所です。
鹿児島は自然が多く、桜島もみることができます。
今回は残念なことに、桜島が噴火しているところを見ることはできませんでした。
この研修の1日目は、主に鹿児島の自然を見ながら、鹿児島の観光地を巡りました。
もちろん、桜島や大河ドラマ「篤姫」の舞台となりました、仙巌園にも行ってきました。
鹿児島には、多くの自然が残っておりゆっくりと時間を過ごすことができました。
あー。黒酢おいしかった!!!
ホテルの周りには何もなく、外へ出ると涼しく、川の流れる音と踏切の鳴る音が聞こえるのみでした。
2日目:知覧特攻記念会館訪問
2日目の研修で「知覧特攻記念会館」をおとずれました。
記念会館の中は、実際に海から上げた零戦や特攻兵となった青年男子が残した手紙など、当時を彷彿とさせるものが、数多く展示されていました。
また、会館の外には、出撃直前の兵士たちが寝泊まりしたという三角兵舎がありました。
中はとても暗く、中に入ると気持ちも気分も暗くなりました。
その後、「特攻のおばあちゃん」と言われた、鳥濱トメさんが営んでいた「冨屋旅館」で食事をし、72年前のことを語っていただきました。
トメさんは、食料不足で自分の食事も確保できない中、特攻していく青年男子のために自分の財産と引き換えに、食料を入手していたと聞きました。
人のために何かできることがあればやる。その精神を深く学ぶことができた時間だったと思います。
この研修の場所を決めたロータリアンの方、自分を推薦していただいた大宮RCには凄く感謝しています。
本当にありがとうございます。
最後に参加者のコメントをどうぞ!
研修テーマが「平和」ということで、「太平洋戦争」とりわけ「特攻隊」に着目して研修を行ったわけでございますが、内容について、今回の様な媒体で簡単に触れようとすると、とてもセンシティブな話題で、読者に誤解を与えかねないので割愛致します。
ただ、若い世代が、過去の戦争体験をもとに各々の価値観を持って議論を行うことは、とても重要なことであり、またそうした議論の中で、自分の価値観を押し通すのではなく、他人と協調していくことこそが、差別や戦争をなくす第一歩ではないでしょうか。
日本人は過去の過ちをタブー視する傾向にあるので、今回の様な機会を頂けたこと、そして普段こうした話題を話し合わないような、若い世代との意見交換ができたことは、本当に素晴らしい経験となりました。
改めて、このRYLA研修に関わられた全ての方に御礼申し上げます。
はじめに仙巌園、桜島、福山の黒酢醸造所を回り、土地の歴史や風土を理解した上で、本題であります「平和研修」に臨む日程で、これまで九州や、ましてや平和について目を向けて来なかった私にとっては、とても有意義な研修でした。
特に、平和研修の最初に訪れた知覧特攻平和会館には今までの自分の理解を越える当時の人々の思いが資料として残されており、いろいろと考えさせられました。
このような貴重な機会を与えてくださったすべての方々に感謝いたします。